2025年6月15日 豊川市中央図書館(10:00~11:00)と豊川市勤労福祉会館(14:30~15:30)で「音楽の日」が開催されました。「音楽の日」とは、音楽は全ての人のものというコンセプトのもと1982年にフランスで始まりました。劇場はもちろん、公園・病院など至る所でコンサートが行われます。今では全世界120か国を超える国で開催され、プロフェッショナルな音楽家からアマチュアまで多種多様なジャンルの音楽が演奏されているそうです。
私は、弦楽アンサンブルでヴィオラを弾きました。中でも、カミーユ・サン=サーンス(Camille Saint-Saëns)が作曲した「死の舞踏」が面白かったです。フランスの詩人アンリ・カザリスの奇怪で幻想的な詩に霊感を得て、1872年にまずは歌曲として作曲され、1874年に管弦楽曲としてまとめられました。午前0時の時計の音とともに骸骨が現れて不気味に踊り始め、次第に激しさを増してゆくが、夜明けを告げる雄鶏の声が響きわたるや墓に逃げ帰り、辺りが再び静寂に包まれるまでを描写的に描いています。骸骨の骨のぶつかる音を表現する旋律は、後年に作曲された組曲『動物の謝肉祭』の第12曲「化石」でも使われています。取り憑かれたような3拍子のリズムと、地の果てまで追いかけてくるような中毒性の高いメロディは、一度弾いたら忘れられません。王や貴族、聖職者、農民など、社会のあらゆる階層の人々が一緒に踊っている様子が表されており、死は身分や年齢に関係なく、誰にでも平等に訪れるという中世的な死生観を表しています。