心に残ったアリとキリギリス

2020年2月5日

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童心社「アリとキリギリス」(紙芝居)
脚本: 鎌田 實(かまた みのる)絵:スズキ コージ

子どもの頃、イソップ物語のアリとキリギリスを聞いて、キリギリスが冬に餓死してしまう事に、とてもショッキングを受けました。この世は弱肉強食なんだと思い怖くて身震いし、アリのように一日一日コツコツと努力しなくては!と強く思いました。
この紙芝居は、昔私の聞いたアリとキリギリスとは全く違い、とても驚きました。
そして、鎌田先生の書かれた作品解説を読んで、とても感銘し共感ました。
「自分とはちがう相手を理解しようとすることの大切さ、努力することの大切さ、夢や希望を持つことの大切さ、友情の大切さ、を伝えられたらと思っています。」この文が心に残りました。
自分は、冬キリギリスに対して「あなたにあげる物は無い」と言いピシャリと扉を閉めたアリだったと思いました。
「山よりも高く、海よりも深い、愛」といいますが、その境地とかけ離れていたことを、この年になって気づかせてもらったと思いました。
鎌田先生のオフィシャルウェブサイトを拝見すると、この紙芝居は第57回五山賞特別賞を受賞されていました。
この賞は、教育紙芝居の生みの親、高橋五山の業績を記念して設けられた賞だそうです。
ぜひ手に取って読んでみて頂きたいと思います。

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