ミニピアノの思い出

2014年3月28日

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いつもお世話になっている知人に、初孫が出来ました。おめでとうの気持ちを込めて、某有名楽器メーカーのミニピアノを贈りました。なぜ、ミニピアノかというと、、、。

私はお祖父ちゃんが大好きだった。
「こんなんじゃ、どうならぁ~」と母からいつも言われ、自分はダメダメ人間だと思っていた。
でも、小学校の教員だったお祖父ちゃんは、「2+3は?」の様な簡単な問題を私に出し、
私が答えると、「おーご名答、まぁちゃんは頭がええのう。」と頭を撫でながら言ってくれた。
私の中の僅かながらの自己肯定感は、お祖父ちゃんからの影響が大きい。
明治生まれの人なのに、今の時代の教育をしてくれた。
お祖父ちゃんは、私の1歳の誕生祝に、ミニピアノを買ってくれていた。
姉が殆ど遊んでいて、私は姉のいない間を見計らって遊んだ。
私達姉妹が成長し本物のピアノを弾くようになると、
母がこのミニピアノを従弟にあげてしまった。
怪我をしてギブスをしている右手を使い夢中で遊ぶ従弟の姿を見た時、
(みんなで使えばいいかぁ)と思った。
その後、そのミニピアノは、お祖父ちゃんの孫達のところを巡って行った。
最後の孫が成長した頃、私は母親になっていた。
また、ミニピアノは帰ってきた。
脚は無くなり、鍵盤の一つは音が出なくなっているのを見て、
みんながたくさん遊んでくれたのだなぁと嬉しく思った。
私の3人の子供達は、お座りが出来るようになると夢中でこのミニピアノで遊んだ。
末は天才ピアニストか!?と思った程に。
可愛くて、愛おしくて、写真を何枚も撮った。
私の子供達が成長した今、このミニピアノは、また親戚へ旅に出ました。
天使達とその周りの人々を幸せな気持ちで満たす為に。

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