左の手首は曲げません。腕から手の甲まではまっすぐです。手首で反って手の平が上を向いていると、指先では押さえられません。とりあえず音は出ますが押さえがあまいので発音が悪いです。指が開きませんので音程も悪くなります。ビブラートもかけられません。ビブラートがかけられないと豊かな表現には近づけません。反対に手首が向こうにいくのも良くないです。
左手のフォームを直すには、まずは、爪が伸びていないことを確認して下さい。爪が長いと指を立てられませんので必然的に手の平が寝てしまい、手首も曲がります。次に練習する場所に自分の姿がみられる鏡を設置できないか、工夫しましょう。鏡の横で鏡を見ながら練習しましょう。鏡で見て、手首が曲がっている人は、手首の矯正グッツを使うと常に意識がいくかもしれません。
矯正グッツに似た物が、百円ショップで金属の金具とサポーターを買えば、たったの¥200円+税で作れます。工具コーナーには色々な金具が有ります。文房具コーナーの金属製の定規も良いかと思います(後々文具としても使える)が、ただ百均の定規だと薄いので簡単に曲がってしまう為なるべく厚い物を探しましょう。曲がり難ければ、金属製でなくても木製など他の材質でも良いかもしれません。サポーターもゴムが弱いようでしたら、スポーツ用のリストバンドを二つ使っても良いでしょう。